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ACHIEVEMENT PUBLISHING

  • 15人が選んだ幸せの道の画像1

目次

  • 訳者まえがき
  • 謝辞
  • 序文
    ピーター・ブレギン博士
  • はじめに
  • 第1章
    強迫神経症――ジェリーの場合
  • 第2章
    選択理論に基づいた現実療法の実際
  • 第3章
    5年前の夫の浮気が許せない――ルーシーの場合
  • 第4章
    今の生活に息が詰まる――ビーとジム夫婦の場合
  • 第5章
    落ちこぼれ――ジェフの場合
  • 第6章
    パニック発作――チェルシーの場合私の頭脳がおかしいに違いありません
  • 第7章
    自殺願望――ジョージの場合
  • 第8章
    自分のための物語――再びジェリーの場合
  • 第9章
    家庭内離婚――モーリーンの場合
  • 第10章
    幻聴――リベカの場合
  • 第11章
    うつ状態――テリーサの場合
  • 第12章
    性同一性障害――再びジョージの場合
  • 第13章
    ティーンエイジャーの性――ジュディスの場合
  • 第14章
    アルコール依存症――ロジャーの場合
  • 第15章
    暴君になった子ども――ボブとスー夫婦の息子の場合
  • 第16章
    アルコール依存症の夫をもつ妻――再びロジャーとティアの場合
  • 第17章
    現実の確かな愛――三たびジェリーの場合
  • 最後のことば
  • 付記

書籍詳細

さまざまなクライエントに私が最近どのようにカウンセリングを実践しているかを読者に知っていただきたいと思って、この本を著した。場合によっては、読者に私の仕事場に来ていただき、そばに座ってみていただきたいくらいだ。私のカウンセリングは、ある一部分の大切なやり取りに焦点を合わせる。すなわち、クライエントに、よりよい選択をしてもらうために、私が介入するのであるが、その部分を見ていただきたいのだ。

(中略)

ほとんどすべてのクライエントがかかえている問題の根底には、今、満足な人間関係が欠如している事実がある。本書ではその問題にすばやく焦点を当てている。しばしば私は、このような不満足な関係を描写する表現として、「断絶」(ディスコネクテッド)という言葉を使う。私の主張はこうである。この断絶があるからこそ、カウンセリングを必要としている人だけでなく、私たちすべてが、いわゆる精神病、犯罪、依存症のような苦痛をもたらす、破壊的な行動を選択するのである。
「私たちは、自分の行動のほとんどすべてを選択している」という主張は、現在の精神医学の考え方からはかけ離れているであろう。しかし、この主張の根拠を、本書で、クライエントをカウンセリングする中で明らかにしたい。さらに、私は自分の考えの正当性を証明するために、どこかの精神科の教育病院(医学研究に従事している人々に研究の便宜を提供する病院)で、聴衆の前で実際のクライエントをカウンセリングしてもよいと思っている。以前それをしたこともある。もう一度やることに何ら躊躇はない。

本書では、読者は、私がカウンセリングをしているときに、私と一緒にいることになる。セラピストの立場からでも、クライエントの立場からでも、私のしていることの効果を判断してもらいたい。読者がセラピストであれば、同じクライエントをカウンセリングするなら、同じ程度の効果、あるいはもっと効果のある方法が他にあるだろうか、と考えていただきたい。読者が現在セラピーを受けているなら、私のすることと、あなたが現在受けている治療とを比較していただきたい。
本文【はじめに】より一部抜粋

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