まだ60歳の若さで、多型神経膠芽腫グレードⅣを患った妻と彼女を支える夫。妻は、「がんになったのが私でよかった」と、最後まで自らの境遇を嘆くことなく、希望を持ち続け、感謝の気持ちを忘れなかった。
2年近い闘病生活のなか、家族と過ごした濃密な時間。彼女が最後まで伝えたかった、人生を前向きに、主体的に生きることの大切さ、そして命の尊さをメッセージする。
人生は、時に予想もしなかった出来事が起きることがあります。
初めは動揺し、恐れ、混乱するかもしれません。
しかし、どのような状況であったとしても、自らの選択で希望を持ち続けることができます。
これは、私、柿谷寿美江の人生に起こった、
予想もしなかった出来事のパーソナル・ストーリーです。
読まれるすべての方にとって、
希望と感謝を持ち続ける人生の道標となれば幸いです。
(「はじめに」より)
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