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ACHIEVEMENT PUBLISHING

  • ピアノが私に翼をくれた ―障害をもった「天使」たち―の画像1

目次

  • はじめに
  • 第1章
    私は叫ぶ、彼女は天使だ!
  • 第2章
    ピアノパラリンピック in 横浜」の実現
  • 第3章
    カナダ市民たちの「やさしさ」に学ぶ
  • 第4章
    「天使」たちのNY公演
  • 第5章
    音楽は「神」からの最高のプレゼント
  • おわりに

書籍詳細

2007年12月、ニューヨーク国連本部にあるハマーショルドホールは、満場の拍手に包まれていた。
聴衆から贈られた拍手に、晴れがましい顔で応えるのは、24名のピアニストたち。
彼らが少し特徴的だったのは、それぞれが四肢欠損や全盲、難聴といった障害を抱えているということ。

しかし、障害をものともせずピアノと向き合い、健常者の奏でるメロディーと何ら遜色ない演奏を披露する彼ら。
もしかしたら、より迷いのない純粋な音色を聴かせてくれたかもしれない。
コンサートのタイトルは「UNHEARD NOTES(初めて聴く夢と希望の調べ)」。
彼らの音楽への情熱とひたむきな姿に聴衆は胸を打たれていた。

国連本部での演奏は、2008年に開かれたカナダ・バンクーバーでのリサイタルを成功させようという布石のひとつであった。
リサイタルの主催者は、日本障害者ピアノ指導者研究会。

著者は、彼らの活動理念に共感し、活動のサポートをするうち、障害者ピアニストたちの血の滲むような努力と、音楽への尽きない愛情を目の当たりにするようになる。そうして、著者の専門領域であるサイコセラピーの臨床の場で出会う、「不可能を可能にする人たちの物語」と「障害者ピアニストたちの歩み」が一致していく。何をもって人間は不可能を可能にするのか。人と人との支援関係や音楽のもつ力を著者のフィールドであるメンタルヘルスの分野からも解析する。そして、見事な演奏を披露した障害者ピアニストたちと彼らを温かく迎え入れたアメリカとカナダの人々。
TLC(Tender, Loving Care~やさしく、愛し合い、ケアし合うの意味)の実践を体感した著者が語る、本当の福祉とは?

実際に障害をのりこえ、世界で演奏をする障害者ピアニストと彼らを支える家族、ピアノ教師の生の声を交えながら、生きることの本質に迫る一冊。
「第1回ピアノパラリンピック in 横浜」およびNY公演の様子をたっぷり60分収めたDVD付き!

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